Future Funkの歴史
#音楽史
Future Funkの歴史
いまさら聞けない「フューチャーファンクに至る80年」/ フューチャーファンクはいかにして未来のファンクになったのか?|Dr.ファンクシッテルー
前Future Funk史
https://gyazo.com/d1db5b6e1ac61a7d57628dcc9e75eaca
このように「シティポップの曲を」「ダフトパンクアレンジ」して完成したフューチャーファンクの曲は、数多く存在します
前述のように2013年~2015年ごろはほとんどの曲がそういった内容で、シティポップでなければディスコをサンプリングするなど、その場合でもサウンドは似た仕上がりになっていました
https://youtu.be/AJA77S11BmM
2013年
山下達郎の「LOVE TALKIN'(Honey It's You)」を使用
https://youtu.be/cb9n8f4k2fE
2014年
秋元薫の「Dress Down(1986)」を使用
https://youtu.be/IHGrDJM6Nvk
2015年
木村恵子の「電話しないで(1983)」を使用
https://youtu.be/eNH2K7Gdee8
2015年
George Dukeの「Reach Out(1983)」を使用
Artzie Musicチャンネル
かなりの曲がここにアップされ、そこから人気になっていきました
フューチャーファンクの重要アーティストが多数関わったチャンネル
シーンの中心は、このYouTubeチャンネルにあったと言っても過言ではない
Artzie Music - YouTube
ダフトパンクからの影響
フューチャーファンクのサウンドと、ダフトパンクは切っても切れない関係にあります。
Daft Punk
ダフト・パンク - Wikipedia
1993年にフランスで結成されたデュオ
1970年代~1980年代のアメリカのディスコ/ファンクを主にサンプリング、それらを分解して新たなグルーヴを作る
「One More Time(2001)」などのファンキーなハウスで世界的に有名になりました
https://youtu.be/FGBhQbmPwH8
https://youtu.be/gAjR4_CbPpQ
彼らのジャンルは大きく見ればハウス
とも呼ばれています。
フレンチハウス
フレンチエレクトロ
フィルターハウス
ダフトパンクの特徴
ショワショワしたサウンドとファンキーな4つ打ち
短いフレーズの繰り返し
音が遠くなったり近くなったりするエフェクト(フィルター)
それらはそのままフューチャーファンクのサウンドに受け継がれている
マクロスMACROSS 82-99や、Night Tempoも、ダフトパンクと自身のオリジナリティを結び付けてフューチャーファンクを作ったと語っています
2013~2015年頃にフューチャーファンク創成に携わったコンポーザー
https://spincoaster.com/interview-macross-82-99
(筆者注:MACROSS 82-99のインタビュー)
DTMを始めた経緯を教えてください。
マクロスを始める前にもいくつか音楽プロジェクトというかバンドを実はやっていて。ギター、ドラム、ベース、なんでもプレイしていたんだよね。その頃の僕はDaft PunkやJusticeとかのフレンチ・エレクトロ〜ディスコっぽい音楽を聴いていたこともあって、それらにとてもインスパイアされた感じの音楽をやっていたんだけど、しばらくしたらもっと彼らのような、よりダンサブルな音楽に近づきたくなったというか、バンドよりもプロデューサーとして音楽をやりたくなったんだ。そこからラップトップを買って、Daft PunkやJusticeの音楽をサンプリングして作曲を始めた。彼らの音楽は僕がサンプリングで音楽を作っていくにあたってもすごくお手本になったよ。
—PCを使って音楽を作りだした最初の頃から、今のようないわゆる”Future Funk”と呼ばれるようなサウンドだったのでしょうか?
いや、違うね。マクロスをやる前はさっき話したようにフレンチ・ディスコの影響を受けていたから、そういった感じの曲を作っていたんだ。もっと踊れる90’sのダンスっぽい感じの曲だね。でもそのうち、そういった曲を作ることに飽きちゃったんだ。同じようなメロディーの繰り返しだから、簡単過ぎたんだよね。それがマクロスとして今のような音楽スタイルを始めたキッカケかな。DTMを始めた当初はサンプルをベースとしたディスコ、ハウス(筆者注:これはダフトパンク・サウンドのこと)のプロデューサーになりたかった。そしてその後Vaporwaveにガツンとやられた。その2つの要素を足してみた結果がFuture Funkという今の音楽スタイルに結実したんだ。
https://youtu.be/iLpou8dGf3Y
https://block.fm/news/nighttempo_interview
(筆者注:Night Tempoのインタビュー)
ーキャリアの初期はDaft Punk周辺に代表されるディスコをサンプリングした直球のフィルターハウス的な曲も制作されていた印象があります。現在のような昭和歌謡を取り入れた曲を制作するようになったきっかけは?
N:僕がフューチャーファンクを始めた頃にはすでに活動していたプロデューサーたちがいました。当時の彼らはニューミュージックなどをサンプリングしていましたが、僕は様々な昭和歌謡を聴いてきたこともあって、原曲の良さも理解しているつもりだったし、Daft Punkも角松敏生も好きだったので「もし、Daft Punkがその時代に角松敏生などシティ・ポップのミュージシャンたちと一緒に曲を作ったとしたら?」ということを考えた結果、自分でフューチャーファンクを作り始めることになりました。
最初に作ったのがWinkの「Special To Me」(筆者注:2015年に発表)で、そのあとはニューミュージック系の曲や昭和アイドルの曲、自分が好きなMichael Jacksonをフューチャーファンクにしてみました。僕は小さい頃から父の影響でファンキーなソウルミュージックやイタロディスコを聴いて育ったので、欧米のディスコミュージックもサンプリングしていたんです。
Winkと言えば、Night Tempoが2015年に最初にフューチャーファンクとして発表したのも、Winkの曲でした。
https://youtu.be/LaAHzk6TFJQ
彼らだけではなく、Desired、Yung Baeなど、フューチャーファンクのジャンル形成に携わったアーティストは、ほとんどがダフトパンク(などのフィルターハウス)に直接的な影響を受けています
https://youtu.be/shba8lESTMw
https://youtu.be/GrZOwY04YPs
フューチャーファンクは、ちゃんとファンクを名乗るだけの背景を抱えているのです。
ダウトパンクはファンクの歴史的にも非常に重要なアーティスト
ハウスですが、ディスコ/ファンクの曲を数多くサンプリングしたことから
フューチャーファンクのルーツには確実にファンクがあります。
ダフトパンクを引き継いでいるという点でも
フューチャーファンクを命名したのはNight Tempoとその仲間たち
適当に名付けたと語られています
https://kompass.cinra.net/article/202202-nighttempo
―フューチャーファンクという言葉はどこからきたのですか。
Night Tempo:これは適当です。コミック作品『AKIRA』の未来的なイメージから浮かんだ「フューチャー」というワードに、ぼくにとっての達郎さんのイメージである「ファンク」を合わせた造語です。外国人が思うかっこいい言葉を適当につけて、仲間内で使っていたら定着していきました。
が、私はこの命名は、結果的に非常に示唆に富んだものだったと思います。
現在進行形のファンクが、ヴォルフペックのミニマルファンクだとするならば
つまりコンテンポラリーファンク
ハウス=ファンクは、フューチャーファンクと名付けられるのが相応しい
辿り着けない未来に存在するファンク
「もし、ダフトパンクがシティ・ポップのミュージシャンたちと一緒に曲を作ったとしたら?」という
そんなふうに私は思います。
フューチャーファンクの動画には、そのほとんどに日本のレトロなアニメが使われていたのが分かる
Night Tempoの「Plastic Love」も、セーラームーンから、土萠ほたる(セーラーサターン)の映像が使われている
なぜアニメ?しかも日本のレトロアニメなのでしょうか?
1. フューチャーファンクが「ヴェイパーウェイヴ」というジャンルから誕生した 
Vaporwaveは簡単に言うと「ネットの闇」を感じる、ちょっと怖い作品が多かったと言えます
全体的に曲のテンポは遅くダークなサウンドで
映像もちょっと奇妙なイメージを与えるものが多い
不完全な訳の日本語をタイトルや曲名に使うネーミングが散見される
「現代のコンピュー」のように
このセンスはフューチャーファンクにも受け継がれていきます。
それを経て、2013年ごろに派生系として登場したのがフューチャーファンク
ヴェイパーウェイヴが音楽と映像をサンプリングしたような手法で
内容をもっと明るくてポップなものに変えていった
今ではまったく別の音楽になりました
これらの音楽はよく混同されていますが
Night Tempoも語っているとおり
https://qetic.jp/interview/night-tempo/314289/
https://spincoaster.com/interview-macross-82-99
単純にVaporwaveよりもFuture Funkの方が踊れてハッピーなサウンドだよね。だからこそ、Future Funkの音楽は急激にポピュラーになったんじゃないかな。難解だったり悲しい曲を聴くよりも、踊れて楽しい方が誰でもいいよね。(マクロスMACROSS 82-99)
https://www.herenow.city/seoul/article/night-tempo/
ーNight Tempoさん自身は、Vaporwaveからどんな影響を受けましたか?
Night Tempo:既存の音楽をサンプリングして、遅くしたり、ねじ曲げたり、自由に加工してユニークな表現をするところですね。そこに風刺的なメッセージを込めるのがVaporwaveの特徴ですが、Future Funkはもう少しポップな感じで。
(筆者注:フューチャーファンクの重要アーティスト、「悲しい Android - Apartment¶」のインタビュー)
https://ameblo.jp/chocolat-et-framboise/entry-12408517068.html
Future Funkはvaporwaveとはかなり違ってきています。どちらもスタイルとしてインターネットカルチャーに関連はしていますが。イメージやサウンドはまったく違います。音楽的には、vaporwaveはFuture Funkの真逆です。低いトーンでスローな曲、すべてがとてもゆっくりです。Future Funkはきびきびしていて速い、真夜中に120kmで走っているオープンカーが巻き起こす風みたいな。
Saint Pepsi
https://youtu.be/efmArtJfsX4
Saint Pepsiの「Skylar Spence(2013)」
曲は山下達郎の1982年のファンキーなシティポップ「LOVE TALKIN'(Honey It's You)」がサンプリング
全体の明るい雰囲気からも、フューチャーファンクに近いものだと思います
ヴェイパーウェイヴというよりは
Saint Pepsiは、ヴェイパーウェイヴとフューチャーファンクを繋いだ重要なアーティスト
この2013年時点では、映像のサンプリングは、ヴェイパーウェイヴの手法のままでした。
まだ動画は実写で、アニメではありません。
2. Artzie Musicチャンネルがフューチャーファンクシーンの中心だった
Artzie Musicチャンネルは、シーンの成長に貢献してきました。
ヴェイパーウェイヴ時代から
多数のアーティストの楽曲に映像を付けてアップロード
フューチャーファンクが誕生すると、初期の重要アーティストの曲をアップロードしていきます
Saint Pepsi
Yung Bae
Harrison
Vantage
悲しい Android - Apartment¶
コンシャスTHOUGHTS
Flamingosis
マクロスMACROSS 82-99
Night Tempo
そしてその時に、サンプリングする映像を、日本のレトロなアニメにしていく
ヴェイパーウェイヴが持っていた80年代へのノスタルジーというのは変わらず、ポップなイメージを付けていく流れでした。
対象を当時の日本のアニメに限定し
ここで面白いのは、初期のフューチャーファンクの重要人物に、日本人は1人もいなかった、ということです
Night Tempoは韓国
マクロスMacross 82-99はメキシコ
悲しい Android - Apartment¶はイタリア出身でロンドン
そして、その中心にいたArtzie Musicも、アメリカのYouTubeチャンネルでした
が、彼らは日本のシティポップをサンプリングし、日本のアニメを使っていきました。
この背景には、フューチャーファンクのシーンでバブル期の日本文化が高く評価されていたことがあります
もちろん、当時の日本のアニメもその対象になりました
マクロスMacross 82-99など、実際に当時のアニメから名前を取ってしまうアーティストもいたほどです
特にそれらの中でも、セーラームーンは象徴的な存在
フューチャーファンクのアーティストが多くその影響を公言している
サンプリング元に選ばれやすかったのではないかと思われます。
フューチャーファンクのアヴェンジャーズ的なグループも「Sailor Team」と名乗って活動しているほど
Night Tempo、マクロスMacross 82-99、Desiredなどで結成された
https://www.herenow.city/seoul/article/night-tempo/2
ーNight Tempoさんと日本のカルチャーといえば、『美少女戦士セーラームーン』も大好きだそうですね。インターネット上で出会ったアーティストたちと「Sailor Team」というチームを結成して、世界各地で音楽イベントを開催していると聞きました。
Night Tempo:「Sailor Team」は、もともと私とMacross 82-99の2人でつくったチームなんです。2人とも『美少女戦士セーラームーン』が好きというのもありつつ、「世界を一緒に旅しながら、Sailing(帆走=インターネットの海から出航)しよう」という意味を込めて名付けました。メンバー全員がインターネットで出会った友人でしたからね。
結果的にこのArtzie Musicチャンネルによる、レトロなアニメをサンプリングした動画がフューチャーファンクの定番スタイルとなり
Night Tempoによる2016年の「Plastic Love」へと繋がっていきます。
ちなみに、Artzie Musicチャンネルの特徴は、アニメの3秒くらいの映像をループさせるもの。
ヴェイパーウェイヴの時代から3秒くらいの映像をループさせる手法はありました
が、レトロな日本のアニメを3秒ほどでループさせるのは、Artzie Musicチャンネルが広めた手法です。
今ではYouTubeのミックス動画や、ライブストリーミング配信におけるひとつの定番スタイルになりました。
この手法はフューチャーファンクの広がりとともに他ジャンルにも影響を及ぼし、
ローファイヒップホップなど、
シティポップとの関係
Night Tempoによる「Plastic Love」は大きな話題となり、楽曲単体の再評価だけでなく、世界的なシティポップブームに直結していきます。
今なぜ海外で「シティ・ポップ」が大人気なのか? 火付け役に聞く(柴 那典) | 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65477?page=2
こうしたフューチャー・ファンクのジャンルにおける代表的なアーティストの一人が、Night Tempo(ナイト・テンポ)だ。竹内まりや「Plastic Love」の海外でのヴァイラル的な人気を巻き起こした当事者の一人である。
彼が楽曲を手がけた「Plastic Love」の非公式リミックス動画「Takeuchi Mariya - Plastic Love (Night Tempo 100% Pure Remastered)」は、YouTubeチャンネル「Artzie Music」にて2016年3月に公開され、現在では800万回を超える再生回数(2019年6月15日現在)を記録している。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65477?page=3
「シティ・ポップの人気は『Plastic Love』のYouTube動画から始まったと思います」
Night Tempoは流暢な日本語でこう語る。
「もともと自分の動画は再生回数もそこまで多くなかったんですけれど、2017年に原曲の動画がアップされたんです。なぜかはわからないんですが、その動画がいろんな人のYouTubeの関連動画に出るようになって、曲を聴く人が増えた。そこから他のシティ・ポップの楽曲も有名になった。自分の動画も2018年になって急に何百万回も再生回数が伸びるようになりました。今では竹内まりやさんの『Plastic love』と杏里さんの『Remember Summer Days』がフューチャー・ファンクの2大アンセムになっています」
ここでNight Tempoが言う「原曲の動画」とは、竹内まりやのオフィシャルのミュージックビデオのことではない。「plastic lover」を名乗るアカウントによって2017年7月5日にアップロードされた非公式MVのことだ。その後、著作権侵害の申し立てによって削除されたが、こちらの再生回数は2500万回を超えた(2018年6月15日現在)。
Anri - Remember Summer Days (MACROSS 82-99 Bootleg)
杏里の「Remember Summer Days(1983)」
シティポップの名曲
マクロスMACROSS 82-99
フューチャーファンク(ダフトパンク)アレンジ
1133万回も再生されています。(2022年3月10日時点)
シティポップが人気になったのは、やはり大きな影響として、フューチャーファンクがシティポップをサンプリングしたこと、それが入口となって数多くの名曲を世界に紹介できたこと、があったことは間違いないでしょう。
他にも2014年のJ・コールによるサンプリングなど、R&Bやヒップホップ方面からのラブコールもありましたが
高橋芳朗 The Weeknd『Out of Time』と日本シティポップサンプリングの流れを語る | miyearnZZ Labo
https://block.fm/news/nighttempo_interview
(筆者注:Night Tempo)一応、「Plastic Love(のリエディット)」を初めてネットにアップしたのは僕だということになっています。最初は、友人に聴いてもらう目的でSoundCloudにアップしたところ、30万回くらい再生されて。その1年後くらいにYouTubeに原曲がアップされましたが、フューチャーファンクで「Plastic Love」を初めて知ってもらえたのがきっかけです。ほかのシティ・ポップも同様に、フューチャーファンクがきっかけで原曲が知られて、YouTubeにアップされるという流れが生まれました。
今、この界隈で流行っているのは海外の音楽ファンが運営しているシティ・ポップチャンネルですが、その音源もさっきの「Artzie Music」で流れていた曲の元ネタがほとんどです。そういうチャンネルの動画は、『きまぐれオレンジロード』とか『うる星やつら』のラムちゃんなど昔の日本のアニメのGIF動画がずっと流れているだけですが、それは「Artzie Music」から影響を受けている証拠です。
シティポップブームが拡大していく中で、それらの楽曲を探すには、Artzie Musicチャンネルにアップされた、フューチャーファンクの動画を再生するのが確実な方法だったのです。
Night Tempoを始めとして、フューチャーファンクのアーティストは、皆、シティポップの曲にとても詳しかったのですから。
Night Tempoはシティポップを紹介するアーティストとしても確固たる地位を築いて、今ではシティポップの本を出したり、DJでシティポップ(フューチャーファンク)を流して多くの人を踊らせています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4909926119?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
昭和の音楽でLAの2000人が合唱する不思議な世界線に僕らは生きています。 pic.twitter.com/YSjlwzT0xL
—Night Tempo 夜韻 (@nighttempo) November 21, 2021
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65477?page=3
(筆者注:Night Tempo)「思ったのは『やっとみんな、いい曲をいい曲だって気付いたんだ』ってことです。『みんな遅いよ』とも思ったけれど、こういうものが好きな人が欧米に多いんだったら、この時代の素晴らしい音楽をもっと掘って聴かせてあげられると思ったんです。この現象を見て、自分がもともと好きなことをやろうと決心しました。僕はもともと昭和のレトロな音楽や文化をキュレーションする役割をやりたかった。そのモチベーションが高まったんで、もともとやっていた仕事をやめて、こうした音楽活動に本腰を入れて進むことになりました」
https://block.fm/news/nighttempo_interview
N(筆者注:Night Tempo):日本は音楽シーンにしても“閉じている”イメージが強く、ガラパゴス化している面があると思っています。日本の中にいると“日本はすごい”というイメージがあるかもしれません。でも例えば、K-POPは世界で認知されている一方、J-POPはほとんど知られていない。仮に知られていたとしてもPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどごく一部のアーティストのみ、もしくは一部のゲームやアニメファンだけが知っている。今まではそんな状態でした。
でも今は日本のシティ・ポップが海外の音楽好きにちゃんと届いています。昔のミュージシャンが自由に活動していた頃の音楽は本当に素晴らしく、だから海外でも魅力的な音楽として受け入れられているんだろうと思うんです。そう考えると、僕ももっと自由に音楽を作ってもいいんじゃないかなと思えてきます。
例えばヒップホップによってそのサンプリング元のファンクやジャズに注目が当たるなど、サンプリングを行なった側が、サンプリング元をフックアップする、という現象は、音楽の歴史で数えきれないほど繰り返されてきました。
こういった場合、その両者の関係は基本的にとても良好で、お互いがお互いを支えながら歩んでいくことになります。
フューチャーファンクとシティポップも非常に良好な関係性ですし、そして次に紹介するように、その結びつきはますます強くなっているのです。